皮膚科のお悩み 20 7月 2023 単純性顔面粃糠疹 -子供の顔に白いはたけ(畑ではありません)ができています-大和クリニック-木更津市の皮膚科 単純性顔面粃糠疹は主に小児の顔面にみられる細かな鱗屑を伴う脱色素性の皮疹のことです。この病気は、境界のはっきりしない、鱗屑性の、かすかな紅斑の存在によって特徴づけられます。これらの病変は、最終的に色素沈着部を残して沈静化し、その後、徐々に正常な色素沈着に戻ります。しばしば顔面に発現し、特に頬とあごが好発部位です。 続きを読む
皮膚科のお悩み 13 7月 2023 蜂(ハチ)に刺されたら、どうしたらいいですか?-大和クリニック-木更津市の皮膚科 人への被害が多いハチはスズメバチ・アシナガバチ・ミツバチの3種類です。ハチの被害は夏から秋にかけて多く、ハチ刺されによる患者数は8月がピークとなります。ある10年間で平均16.7人の死者が出ています。ハチ刺されは、一時的な痛みや不快感から重度のアレルギー反応に至るまで、さまざまな反応を引き起こす可能性があります。 続きを読む
皮膚科のお悩み 8 7月 2023 毛虫皮膚炎とは-なぜか、赤いブツブツたくさん、あちこちにでき、かゆいです-大和クリニック-木更津市の皮膚科 毛虫(けむし)とは、チョウやガの幼虫のうち、毛や棘が生えているものです。毛虫皮膚炎を引き起こす毛虫で一番多いのはチャドクガです。ツバキ、サザンカ、チャなどツバキ科の植物に発生します。毛虫皮膚炎はふかのタイミングである5~6月と8~9月に多いです。公園や庭木、生垣などで幼虫が発生し、刺す毛虫として問題となります。 続きを読む
皮膚科のお悩み 6 7月 2023 粉瘤(ふんりゅう)、(アテローム):ドーム状に盛り上がった所から悪臭がします-大和クリニック-木更津市の皮膚科 粉瘤のほとんどは表皮嚢腫です。皮膚科で最もよく見られます。皮膚の下に袋状の構造物(嚢腫)ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)と皮膚の脂(皮脂)が、剥げ落ちずに袋の中にたまってしまってできた腫瘍の総称で、ドーム状に盛り上がった良性腫瘍です。中央に開口部があり特徴的な臭いを伴う粥状物(角化物)が袋の中にあります。 続きを読む
泌尿器のお悩み 2 7月 2023 混濁尿(尿がにごっている)-大和クリニック-木更津市の泌尿器科 尿がにごっている時、原因は何でしょうか?膿尿(のうにょう)、細菌尿(さいきんにょう)、塩類尿(えんるいにょう)、乳糜尿(にゅうびにょう)、糞尿(ふんにょう)、精液尿(せいえきにょう)などがあります。尿中に白血球や細菌がいないか?白濁したミルクのような尿や気泡や便が混じてないか?塩類や精液が混じってないか?調べます。 続きを読む
アレルギー関係 29 6月 2023 Bird-egg症候群(鳥-卵症候群)-大和クリニック-木更津市の皮膚科 鳥類を長年飼育している人で起こります。羽毛や糞便を吸入、接触することで、その鳥抗原(鳥アレルゲン)に対して感作が起こります。感作が成立するまでは数年から数十年の飼育歴が必要です。その鳥抗原と鶏卵抗原が似ているため、鶏卵(特に卵黄)、時に鶏肉を食べた後、即時型アレルギー(摂取後2時間以内)を起こす病態を言います。 続きを読む
皮膚科のお悩み 25 6月 2023 稗粒腫:はいりゅうしゅ 目のまわりに白いツブツブがたくさんできています-大和クリニック-木更津市の皮膚科 直径1~2mm程度、大きくても2~3mmの白いまたは黄白色の半球状に盛り上がったかたいブツブツが主に顔にできるものです。顔面および頭皮に好発する表在性の微小な表皮封入嚢腫です。10歳代以降が多いです。若い女性に多い傾向があります。皮膚が乾燥して眼をこすっている子供の眼のまわりによく認められます。 続きを読む
皮膚科のお悩み 22 6月 2023 肉芽腫性口唇炎―長く唇が腫れています-大和クリニック-木更津市の皮膚科 肉芽腫性口唇炎は、慢性に口唇の腫脹を呈する肉芽腫性疾患です。口唇の腫脹が突然見られ、時に頬粘膜、前額部、眼瞼、舌の腫脹を伴います。慢性、再発性に口唇部が腫脹します。原因は不明です。若い成人20 歳から 40 歳の間に発生率のピークが報告されています。小児にはまれです。通常かゆみや痛みは伴いません。 続きを読む
泌尿器のお悩み 18 6月 2023 寝ているときだけ、勃起(ぼっき)すると痛いのはなぜ?( 睡眠関連疼痛性勃起 )-大和クリニック-木更津市の泌尿器科 通常、男性は夜寝ている間3~5回勃起を起こします。まれですが、睡眠に関連した有痛性勃起が起こることがあります。多くの場合、勃起の痛みで目覚めます。最大1時間続く可能性がある勃起時痛です。夜間に複数回発生し、睡眠不足、日中の倦怠感、不安などが起きます。睡眠関連疼痛性勃起を起こす方は、しばしば正常な性機能を持っています。 続きを読む
皮膚科のお悩み 15 6月 2023 トンズランス感染症(フランスにトンズランスと覚えました)格闘技選手で流行、頭部白癬症、体部白癬症-大和クリニック-木更津市の皮膚科 トンズランス感染症とは、トリコフィトン・トンズランスという白癬菌による感染症です。他の白癬菌に比べても、トンズランス菌の体内への侵入速度は速く、傷口からだと通常の約2倍の速さで侵入します。直接的な皮膚と皮膚の接触で感染が拡大します。感染力が強いです。柔道、レスリング、相撲をはじめとする格闘技選手の間で流行します。 続きを読む