皮膚科のお悩み 23 8月 2023 痒疹(ようしん) -非常にかゆいブツブツがたくさんあります-大和クリニック-木更津市の皮膚科 痒疹とはかゆみの強い丘疹(ぼつぼつ)が孤立性で融合傾向を認めないことが特徴です。丘疹はかくことでてっぺんにびらん(ただれ)、痂皮(かさぶた)を伴ったり、結節状(しこり)を呈したりして多発します。原因は虫刺され、症候性痒疹(糖尿病など)、心因性疾患、妊娠性、金属アレルギーによるもの、誘因が特定できないものなどがあります。 続きを読む
皮膚科のお悩み 17 8月 2023 自家感作性皮膚炎 (じかかんさせいひふえん)-大和クリニック-木更津市の皮膚科 自家感作性皮膚炎は局所的な炎症性皮膚疾患に反応して生じる急性の全身性皮膚炎です。かゆいぶつぶつをかくうちにぶつぶつが全身に拡がる皮膚炎です。原因となった発疹と全身に散布した発疹があります。もともとある発疹が悪化し2週間程度で散布した発疹が四肢、体、顔に原則対称性に急速に生じます。かゆみを伴います。 続きを読む
皮膚科のお悩み 5 8月 2023 薬疹 :薬が悪さしてブツブツができ、かゆみがあります-大和クリニック-木更津市の皮膚科 薬疹とは薬またはその代謝産物が原因で生じる皮膚、粘膜のブツブツです。アレルギー性と非アレルギー性があります。アレルギー性では、5日~2週間程度で薬に対して体が過敏状態になります。非アレルギー性では薬自体の作用により、誰にでも起こります。原因として抗菌薬、解熱鎮痛剤、抗痙攣薬、抗がん剤、ザイロリックなどが多いです。 続きを読む
皮膚科のお悩み 2 8月 2023 臀部角化性苔癬化皮膚(でんぶかっかせいたいせんかひふ)おしりの割れ目が痛いです。座ってばかりじゃいけません。シッターズサイン(sitter´s sign)とは?-大和クリニック-木更津市の皮膚科 臀部角化性苔癬化は皮膚60才以上の高齢者にみられ、臀部の皮膚が左右対称に厚くなる変化です。高齢者のおしりの割れ目とおしりの割れ目の左右に褐色調のザラザラした輪郭がはっきりしない硬く厚くなった皮膚を生じる変化です。加齢とともに、お尻の筋肉や脂肪が落ちると同時に、腰掛けている時間が増えるためにできると考えられています。 続きを読む
皮膚科のお悩み 30 7月 2023 光線過敏症 (陽に当たると悪くなるのはなぜ?)-大和クリニック-木更津市の皮膚科 日光にさらされた部分の皮膚(顔、耳、首、腕、脚、手、足など)に変化があるとき、かゆみを伴い、赤くなったり、ブツブツができた場合、光線過敏症(日光アレルギー)を考えます。可視光線(目に見える光)によっても光線過敏症は起きることもあります。紫外線が一番強いのは6月です。その前後4月、5月、7月、8月などに多いです。 続きを読む
皮膚科のお悩み 27 7月 2023 癜風(でんぷう)夏汗をかいていたら、胸と背中に何か色のついたものが、できてしまいました-大和クリニック-木更津市の皮膚科 癜風(でんぷう)とは、正常な皮膚に普段から生息するカビであるマラセチア属の癜風菌により起こる感染症です。汗がよくでる春~夏にできやすいです。胸、背中、脇の下、頚などに起こりやすいです。淡い茶色のはんてん(黒色癜風)、白いはんてん(白色癜風)に見えます。基本は円形、大小様々、また融合して大きな面になることもあります。 続きを読む
皮膚科のお悩み 20 7月 2023 単純性顔面粃糠疹 -子供の顔に白いはたけ(畑ではありません)ができています-大和クリニック-木更津市の皮膚科 単純性顔面粃糠疹は主に小児の顔面にみられる細かな鱗屑を伴う脱色素性の皮疹のことです。この病気は、境界のはっきりしない、鱗屑性の、かすかな紅斑の存在によって特徴づけられます。これらの病変は、最終的に色素沈着部を残して沈静化し、その後、徐々に正常な色素沈着に戻ります。しばしば顔面に発現し、特に頬とあごが好発部位です。 続きを読む
皮膚科のお悩み 13 7月 2023 蜂(ハチ)に刺されたら、どうしたらいいですか?-大和クリニック-木更津市の皮膚科 人への被害が多いハチはスズメバチ・アシナガバチ・ミツバチの3種類です。ハチの被害は夏から秋にかけて多く、ハチ刺されによる患者数は8月がピークとなります。ある10年間で平均16.7人の死者が出ています。ハチ刺されは、一時的な痛みや不快感から重度のアレルギー反応に至るまで、さまざまな反応を引き起こす可能性があります。 続きを読む
皮膚科のお悩み 8 7月 2023 毛虫皮膚炎とは-なぜか、赤いブツブツたくさん、あちこちにでき、かゆいです-大和クリニック-木更津市の皮膚科 毛虫(けむし)とは、チョウやガの幼虫のうち、毛や棘が生えているものです。毛虫皮膚炎を引き起こす毛虫で一番多いのはチャドクガです。ツバキ、サザンカ、チャなどツバキ科の植物に発生します。毛虫皮膚炎はふかのタイミングである5~6月と8~9月に多いです。公園や庭木、生垣などで幼虫が発生し、刺す毛虫として問題となります。 続きを読む
皮膚科のお悩み 6 7月 2023 粉瘤(ふんりゅう)、(アテローム):ドーム状に盛り上がった所から悪臭がします-大和クリニック-木更津市の皮膚科 粉瘤のほとんどは表皮嚢腫です。皮膚科で最もよく見られます。皮膚の下に袋状の構造物(嚢腫)ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)と皮膚の脂(皮脂)が、剥げ落ちずに袋の中にたまってしまってできた腫瘍の総称で、ドーム状に盛り上がった良性腫瘍です。中央に開口部があり特徴的な臭いを伴う粥状物(角化物)が袋の中にあります。 続きを読む