アクロコルドン-大和クリニック-木更津市の皮膚科
10月 19, 2023
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Aさんは中年になり、首にプチプチできているたくさんの柔らかい小さなブツブツが気になるようになりました。クリニックに行くと、老化による良性腫瘍で、気になるなら何らかの方法で取りましょうと言われました。
アクロコルドンとはどういうものですか?
皮膚の老化による良性腫瘍です。原因は不明です。軟性線維腫、スキンタッグなどの別名もあります。
アクロコルドンはどこに出来ますか?
首や脇の下、そけい部に最もよく見られます。大きさは1~5mmがほとんどですが、より大きなものも発生します。多発します。皮膚のほとんどすべての部位に発現します。
アクロコルドンの見た目はどのようなものですか?
表面平滑またはしわを伴います。盛り上がった皮膚の柔らかい突起です。卵形で、多くの場合、有茎です。皮膚色~淡褐色です。皮膚からぶら下がっているように見えることもあります。
アクロコルドンはどんな人に出来ますか?
早ければ10代で現れることもあります。生後 40 年を過ぎるとその発生確率が増加します。つまり中年に好発します。肥満、糖尿病、メタボリックシンドローム、およびスキンタッグの家族歴を持つ人でより多くなる傾向があります。病変を発症する家族性素因とともに、インスリン抵抗性および肥満との関連性が確立されています。アクロコルドンの有病率は高く、一般人口の46%と報告されており、年齢とともにその頻度は増加します。
アクロコルドンはどうして気になるのでしょうか?
通常は無症状ですが、そう痒を伴ったり、衣服や装身具に引っかかって痛みや炎症を起こすことがあります。外見だけのために悩ぬ方もいます。
アクロコルドンの治療はどうしますか?
見た目が気になる方は切除します。
アクロコルドンに似ている病気は何ですか?
疣贅、神経線維腫、母斑、脂漏性角化症、水いぼなどです。